冷たいままでもアツアツとろとろにしても美味しいチーズ。
人によっては、毎日でも食べたい、または食べている、という方もいるのではないでしょうか。
様々な料理のアクセントに、あるいはチーズフォンデュなどメインとして、活用法のあるチーズですが、グラムあたりの値段を見ると意外と値が張るので、あまりたくさん使うのもちょっと……と言うこともあります。
そんなチーズですが、意外にも家庭で簡単に作れてしまうんです。
自分で作ればかかるお金は材料費だけ! しかも好きなだけ作れてしまいます。
今回はお手軽にチーズを作る方法をご紹介しましょう。
1.カッテージチーズの作り方
一番簡単に作ることが出来るチーズがこのカッテージチーズです。
用意するものはなんと「牛乳」と「お酢」の2つだけ。
まずは牛乳1リットルを鍋に入れて沸騰させます。
そして、お酢約20ccを沸騰した牛乳に加えます。
すると、水となにやらもこもこごろごろしたものに分離するので、水をよく切って冷蔵庫で冷やしたら完成です。
牛乳1Lでおよそ200グラムぐらいのカッテージチーズが出来上がります。
見た目は本当にチーズ?と思ってしまうかもしれませんが、あっさり目の味で食べやすく、料理やお菓子などに使うのも良いでしょう。
お酢の変わりにレモンの汁を使うと、よりさっぱりとした風味になるので、お好みで試してみてもいいかもしれません。
アレンジとしては、少し塩を加えたり、黒胡椒を加えると味がピリッと引き締まるので、
ワインなんかのおつまみにもいいかもしれませんね。
2.本格!モッツァレラチーズにチャレンジ
こちらは誰もが名前を聞いたことのあるであろうモッツァレラチーズです。
作り方も一手間二手間かかりますが、モッツァレラチーズはかなり高価なので、ぜひとも自分でつくってみたいですよね。
必要な材料は以下の通りです。
・低温殺菌牛乳(通常の牛乳より若干高価) 2L
・クエン酸 小さじ1
・凝乳酵素(レンネット) 耳かき1杯ぐらいの微量
・食塩水 (水100ccと食塩18g)
クエン酸は製菓コーナーなどにおいてあります。
大きな店舗でないと取扱いが無いかもしれません。
牛乳を固める作用を担うレンネットは市販されていることはほぼないと思いますので、手間ではありますが、インターネットの通販を利用して入手すると良いでしょう。
作り方の手順ですが、
・まず、クエン酸を20ccの水に、レンネットを10ccの水にそれぞれ溶かしておきます。
・そうしたら、牛乳を鍋で12℃まで温め、クエン酸を溶かした水を入れて、軽くかき混ぜ5分間放置します。
・軽く粒状になっている部分がでてくるので、再び牛乳を弱火で32℃まで加熱します。
強火で加熱すると、火に接する部分が高温になりすぎて失敗するので要注意です。
加熱したら、レンネットを溶かした水を入れて、再び5分放置します。
・全体的に固まるので、ざっくりと切り込みをいれ、再び45℃まで弱火であたため、
キッチンペーパーなどを敷いたザルで水気を切ります。
・チーズの元がボロボロの状態になるので、別の鍋に75℃のお湯をたっぷり沸かし、
チーズを入れ糸をひくぐらい伸びるようになったら、ザルに上げ、まとめながら練る、
という工程を3回ほど繰り返します。
・まとまったら冷水で冷やしながら形を整え、食塩水に30分つけて出来上がりです。
工程も多く、材料の準備も大変ですが、慣れれば好きなだけ作れますので、是非チャレンジしてみてくださいね。
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