あまりドイツチーズと言うと馴染みはない感じがしますよね。
ですが、ヨーロッパというのは全般的にチーズ商品が発展している国でもあり、どこに行ってもチーズは大きく扱われています。
もちろん、ドイツでもそうなのです。
そこで、ここではドイツにおけるチーズの歴史とチーズ問題についてご紹介しましょう。
1.ドイツのチーズの歴史
おそらく知らなかったと言われる方が多いかと思いますが、、実はドイツという国は、ヨーロッパにある国々の中ではフランスと同じくらいチーズの生産量だけではなく、その消費量も多い国として知られているのです。
その理由としてはドイツの背景にあります。
ドイツという国は経済大国でもありますが、実は酪農国家としても栄えているのです。
たくさんの牛を抱える国ですから、もちろん、乳製品の生産が盛んです。
なんと、年間のチーズ生産量は150万トンにも及ぶほどのチーズ大国なのです。
ただし、ドイツチーズというのはドイツオリジナルのものというのはほぼありません。
フランスやイタリアなどのチーズ大国をドイツ流に改良したもの、それがドイツチーズの始まりとなっており、今もそのスタイルを貫いています。
2.ドイツチーズの特徴とは
では、ドイツで一番多く食べられているチーズとは一体何チーズなのでしょうか。
それは、「クワルク」と呼ばれるフレッシュチーズです。
ドイツで消費されているチーズの60%がこのクワルクなのです。
このチーズの特徴としては用途が多才であるということでしょう。
もちろんそのまま食べることもできますし、料理にも、そしてお菓子作りの際にも使うことができるチーズなのです。
その他のドイツチーズといえば、「カンボゾーラ」でしょう。
このチーズは白カビの中に青カビが入るというあまり他には聞かないユニークなスタイルのチーズです。
このチーズの名前の由来は、さすが改良チーズという感じなのですが、カマンベールとゴルゴンゾーラをミックスさせたものなのです。
このような口当たりの良いチーズからハードなもの、それにプロセスチーズなどもドイツチーズにはあるのです。
3.ドイツにおけるチーズ問題
ドイツにおいてチーズにおける問題と言えば、オリジナルのチーズがほとんどないことだと言えるでしょう。
だからこそドイツチーズの生産量は高いのに知名度が世界ではあまりないということが挙げられます。
さらにチーズをたくさん作っていますから、EU圏内に輸出をしているのですが、なぜかEU圏内からそれ以上にチーズを輸入しているのです。
このことから、チーズをたくさん輸出しているのにも関わらず、そんなに利益につながらないという問題点が生じてしまうのです。
また、ドイツチーズも食べつつ、ドイツ人もオリジナルのチーズの味を求めている人が多いということもこのことから言えるでしょう。
ドイツチーズという言葉を聞いたのすら初めてだという方も多いかと思います。
その理由には以上のことがあげられるのです。
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