世の中には1000種類を超える種類のチーズがあります。
ブリー・ド・モーとは
今回はその中で、味の”上品”さゆえに『チーズの王様』とまで呼ばれるチーズ、ブリー・ド・モーについて知っていただければと思います。
ブリー・ド・モーは表面を白カビが覆う”ホワイトチーズ”と呼ばれるチーズです。
カビ、と聞くと普通の方は嫌な印象を受けるかもしれませんが、なんとホワイトチーズは柔らかくまろやかな味わいからクセがなく食べやすいチーズとして知られています。
代表的なチーズとしてはカマンベールチーズなどがあります。コンビニやスーパーにもよく売っており、皆様一度は食べたことがあると思います。
また、ホワイトチーズは熟成による触感などの変化を楽しめます。カビが内側に熟成していくことで中のチーズがやわらかくなり、熟成が進むと中身がトロリと溶け出してくるのです。
好みの熟成期間を見つけるのも楽しいですね。
一般的には2/3ほどの熟成具合がおいしいとされているので、購入の際は店員さんに現在の熟成度合いや食べごろを聞いてみましょう。
このあたりは、通常私達が口にするフレッシュチーズ(モッツァレラ等)やプロセスチーズ(スライスチーズや6Pチーズ等)とは違う楽しみ方が可能となっています。
さて、ブリー・ド・モーについてですが、このチーズは1814年から1815年のウィーン会議にてチーズのナンバーワンを決める際に”満場一致”で1位となったチーズです。
権力者が愛したチーズ、とも呼ばれています。
製法は牛乳に酵素を加え凝固させて型に入れ、塩を加えて一週間ほど水を切ってから熟成室に入れます。
時々裏返しながら4週間から6週間ほど熟成させて完成となります。
他のチーズよりもサイズが大きく、直径36センチから37センチほどです。
大柄にもかかわらず、厚さは3センチほどしかありません。そのため、輸送に不向きです。
なのに人気なのは、やはり『チーズの王様』だからなのでしょう。
チーズを食べ尽くした人間が最後に食べたいチーズがブリー・ド・モーだとも言われています。
やはりこういった”嗜む”チーズは、専門店で色々な疑問点を解消してから購入するのがよいでしょう。
また、チーズはワインと相性が抜群に良いとされています。
ブリー・ド・モーには渋めの赤・白ワインがおすすめです。
チーズの王様とまで言われるこの『ブリー・ド・モー』、是非とも一度味わってみてはいかがでしょうか。
生涯嗜める趣味になるかもしれません。
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