カロリーが高そうで太ってしまいそう…なんてネガティブなイメージを持つ人が多いチーズ。
そんなチーズには実はポジティブな効能がたくさんあります。少量でも満腹感を得る事のできるチーズはダイエット効果があります。カルシウムも豊富に含んでいるので丈夫な骨をつくり、元気な髪や肌づくりも期待できるという効果もあります。
基礎知識を知って美味しい食べ方も覚えていくと今よりもっとチーズが好きになれるはずです。
▼アボンダンスチーズの基礎知識
チーズは種類が豊富でその味も、食べ方も様々です。
それぞれのチーズに合った美味しい食べ方を知っておくと今まで以上にチーズを楽しんで食べる事ができるようになります。
スイスとの国境に近いフランスのアボンダンス谷にある修道院で作られたのが始まり、と言われているのがアボンダンスチーズです。アルプス生まれのアボンダンスチーズの見た目はチーズケーキを連想させるような美しさをしています。
▼ハードタイプのアボンダンスチーズ
チーズには水分量が多く柔らかい食感のフレッシュチーズ、外側が白い皮に覆われ表面にざらつきのあるソフトホワイトチーズなど、いくつかの種類があります。
アボンダンスチーズは外側の皮が滑らなのが特徴のハードタイプという種類になります。
硬くて、濃厚な味わいを持つハードタイプのチーズはサラダ・パスタ・グラタンなどの料理に向いています。
▼皆で楽しく食べられるチーズフォンデュ
家族や仲間と皆でワイワイ楽しく食べられるのがチーズフォンデュです。熟成された濃厚な味を持つハードタイプのアボンダンスチーズはチーズフォンデュにも適しています。
①アボンダンスチーズを約1cm角の大きさに切っていきます。
②1/2にカットしたニンニクの切り口をチーズフォンデュに使う鍋の内側の側面に当てるようにして塗っていきましょう。
③鍋に切ったアボンダンスチーズを入れて、コーンスターチ(トウモロコシから作ったでんぷん)も一緒にいれます。
④火をつけてアボンダンスチーズを溶かしていきます。溶かしながら白ワイン(200cc程度)を少しずつ加えていき、最後に塩で味を整えたら出来上がりです。
出来上がったチーズフォンデュはバケットや野菜スティックなどお好みの食材につけて食べます。チーズフォンデュ用の鍋が無い場合でも小鍋で代用する事もできますが、焦げやすいので注意しながら調理していきましょう。
▼お腹も気持ちも満たされるポテトのアボダンスソース添え
少し小腹が空いたなという時におススメな食べ方がポテトのアボンダンスソース添えです。
①じゃがいも(1~2個)を食べやすい大きさに切ります。
切ったじゃがいもはトースターなどで少し焼いておきます
②アボンダンスチーズはスライスします。
③耐熱容器におろしにんにく塗って、スライスしたアボンダンスチーズを入れていきます。胡椒と白ワイン(大さじ2)をふったらオーブントースターで5~10分焼いて焦げ目がつけば出来上がりです。
出来上がったアボンダンスチーズソースを焼いておいたじゃがいもにつけながら食べましょう。
▼熱を加えずそのまま楽しみたいならサラダやパスタに
アボンダンスチーズは熱を加えた調理方法でも美味しいのですが、そのままでももちろん美味しく食べる事ができます。
普段の食事で手軽に試せるのがサラダやパスタなどにアボンダンスチーズをかけるという食べ方です。
スライサーなどでアボンダンスチーズをスライスしたものを、サラダやパスタに振りかけて食べれば、いつもの味にひと手間加える事ができます。
アボンダンスチーズは生ハムやアボカドを使ったサラダやパスタなら、トマトやクリーム系との相性が抜群です。
▼ズッキーニとプチトマトのガーリック焼き
お酒にも良く合うアボンダンスチーズの食べ方がズッキーニとプチトマトのガーリック焼きです。
①ズッキーニは約1cmの厚さに切ってプチトマトは半分に切ります。
②にんにく2かけをみじん切りにします。
③耐熱容器にオリーブ油を薄く塗った後に、切ったズッキーニとプチトマトを並べていきましょう。
並べた上から再びオリーブ油とみじんぎりにしたにんにく・胡椒・すりおろしたアボンダンスチーズを全体的にまんべんなく振りかけていきます。
④250度に温めたオーブンで5分ほど焼いたら出来上がりです。
▼スライスしてそのまま食べるのもおススメ
アボンダンスチーズをそのままスライスしただけの食べ方もとてもおススメです。フルーティーで甘みのあるアボンダンスチーズを手軽に堪能する事ができます。
白ワインや軽めの赤ワインなどと合わせれば、より美味しく食べる事ができます。
▼アボンダンスチーズでオムレツ
①マッシュルームを4等分に切ります。
②オリーブ油をフライパンで熱して、切ったマッシュルームを炒めていきます。(マッシュルーム以外にも、しめじなど好きなきのこを加えても美味しく食べる事ができます。)
そこにスライサーでアボンダンスチーズを削り入れていって、大さじ3の白ワインも加えていきます。
④③を炒めたフライパンにバターも加えたら、卵2個分の溶き卵を流し込み焼いていきます。火が通ったら真ん中のあたりから折るようにしてオムレツの出来上がりです。
▼美味しい食べ方と保存方法の基礎知識
チーズの中でも比較的賞味期限が長めのアボンダンスチーズですが、保存方法も知っておくと時間がたっても美味しい状態で食べる事ができます。
アボンダンスチーズを包丁で切ったあとなどに切り口が汗をかいてしまうことがあります。切り口は乾燥させてから保存するようにしましょう。清潔な乾いた布などで優しく拭いてあげたあとにラップなどをして保存をします。
チーズの基礎知識で覚えておきたい事の一つが、冷凍保存よりも冷蔵保存です。風味を残す為には冷蔵庫での保存が適しています。冷凍庫で保存してしまうと、食べようと解凍をした時に舌触りも風味も変わってしまいます。
保存をする冷蔵庫の中では、にんにくなどの香りの強い食材を近くに置かないようすればアボンダンスチーズに違う食材の香りが移ってしまう事を避ける事ができます。
コメント